2  迷い迷う私と人々

真面目に生きようとしても、
欲を出したり怒ったり、
愚かなことをついついしでかしてしまうのが私。
わかっていても、怠惰な日常になるのが私。
そんな私が修行で悟りを開くことができるのだろうか。
多くの人々は、迷いながら生きていました。
そういう人々が、往生できる教えはないのだろうかと、
法然上人は、一切の経典を何度も探されました。