【限定夜間拝観PureLand Lights】光の池上法要のお経

10月9日(月)~13日(金)の「プロジェクションマッピング×僧侶・光の池上法要」において、お読みするお経についてのご案内です。

 

  • 四奉請(しぶじょう)

奉請十方如来 入道場 散華楽
奉請釈迦如来 入道場 散華楽
奉請弥陀如来 入道場 散華楽
奉請観音勢至諸大菩薩 入道場 散華楽

法要の始まりに際して、阿弥陀如来、釈迦如来をはじめ様々な仏さま、そして観音菩薩、勢至菩薩、その他様々な菩薩さまを、「この道場にお入りください」とらして(散華)讃えながらお迎えします。お釈迦様が説かれたお経が読まれる場所は、お寺でも自宅でも池の上であっても、仏を修するということで皆、立派な道場となります。たくさんの仏さま・菩薩さまがお揃いになって、いよいよ法要スタートです。

 

  • 三尊礼(さんぞんらい)

南無至心帰命礼 西方阿弥陀仏
弥陀身色如金山 相好光明照十方
唯有念仏蒙光摂 当知本願最為強
六方如来舒舌証 専称名号至西方
到彼華開聞妙法 十地願行自然彰
願共諸衆生 往生安楽国

仏さまは皆様々な願いをお持ちです。阿弥陀仏にも強い願いがあります。それは「すべての世界のお念仏を称える人々を誰一人として見捨てるようなことはしない」という願いで、本願といわれます。仏さまの浄らかな国土を浄土といい、その中でも阿弥陀仏の仏国土は西方極楽浄土といいます。私たちお念仏を称える者は、この本願により西方極楽浄土に生まれることができ、それは他の様々な仏さまも「確かにそうだ」と証明しています。そして極楽に往くと、蓮の華が開き、その蓮の台に生まれます。そこで素晴らしい仏の教えを聞くと、自然と修めるべき願いと行いが備わり、仏にほど近い菩薩の境地に至ります。さぁ、このような安楽な阿弥陀仏の西方極楽世界に生まれたいと皆で願おうではありませんか。このように阿弥陀仏を拝し、えるお経(礼讃)を美しい旋律にのせてお詠みします。

 

  • 発願文(ほつがんもん)

願弟子等 臨命終時 心不顛倒 心不錯乱 心不失念 身心無諸苦痛 身心快楽 如入禅定 聖衆現前 乗仏本願 上品往生 阿弥陀仏国 到彼国已 得六神通 入十方界 救摂苦衆生 虚空法界尽 我願亦如是 発願已 至心帰命阿弥陀仏

発願文は「願いを発す文」ということですが、その願いには二つあるといいます。一つ目は、命終わる時に際して、心乱れることなく穏やかな心持ちで、仏さまや菩薩さまのお迎えを頂き、阿弥陀仏の極楽浄土に往生したいという願いです。二つ目は、極楽浄土に往って生まれたならば、そこで仏の力を手に入れ、またこちらの私たちの住む世界に還って来て、苦しみを抱えながら生きる私達をなんとか救いたいという願いです。

先に往く者は仏と成って、後に遺った者、後から来る者をしっかりと見守り導いて下さる。私たちはそのような強い願いの中に生かされているのです。