第2回俳句コンテスト入選作決定!

 宗祖法然上人立教開宗850年記念事業の一環として行われた第2回俳句コンテストに2657句の力作をお寄せいただきました。厚くお礼を申し上げます。俳人、夏井いつき氏の審査を経て、最優秀賞1句、優秀賞5句、特別賞5句、佳作100句の計109句の入選作が決定いたしましたので、お知らせいたします。入選句は、準備が整い次第、永観堂大玄関にて掲示します(4月の予定)。

<最優秀賞>

御仏の御胸は小春ほどの丘  水野大雅 (愛知県)

【選評】
 永観堂のご本尊、みかえり阿弥陀像を思いました。慈悲深く穏やかな微笑みをたたえ、振り返るしぐさを見せる阿弥陀さま。独特の曲線を描く胸もまた印象的な仏像です。
 永観律師に「永観、おそし」と声をかけたという逸話の残る、みかえり阿弥陀。その胸に満ちているのは、「小春」のような慈悲に違いないと思われます。「小春」は、冬の初めの頃に春先を思わせる陽気のこと。慈悲深い御仏の御胸はやはり、「春」ではなくてまさに「小春」の感じがするのです。

■入選作一覧および夏井いつき氏の選評は、下記のリンクより↓