「Pure Land Lights」を象徴するパフォーマンスがこの『光の池上法要(いけうえほうよう)』です。永観堂境内の中心にある放生池に大量の灯体を投入し池全体が発光する中、7人の僧侶が池上に立ち読経します。そこにプロジェクション・マッピングにより様々な映像が投射され、静かなサウンドエフェクトが重なって一体となり、アンビエントで幽玄な場が立ち上がります。パフォーマンスと書きましたが、これは新しい形の法要の試みです。永観堂でしかできない、また現代の光の技術と僧侶のコラボレーションで初めて生まれる新しい法要です。
この『光の池上法要』と境内全体のプロジェクション・マッピングを含めた光の演出を担当するのは、Pixel Engine Ltd.の代表にしてプロジェクションマッピング・アーティスト三谷正。福知山城、高台寺、舞鶴市赤れんが倉庫群、姫路城三の丸広場などで話題のプロジェクションマッピングを手掛ける彼が永観堂を何度も視察し、私たち禅林寺派の僧侶と対話と勉強会を重ねた上でたどり着いたのが『光の池上法要』でした。単なるプロジェクションマッピングに終わらない、新しい法要の創造に挑みます。そして池上に立つ僧侶は、禅林寺派全国青年会を中心とした青年僧たち。次世代を担う僧侶たちが、三谷氏と共に新しい法要の創造に挑戦します。
立教開宗850年のタイミングで、永観堂というフィールドと、光の演出のプロフェッショナル、そして青年僧たちという「ご縁」が重なり実現した『光の池上法要』。この奇跡の法要にご参加ください。
プロジェクションマッピング×僧侶・光の池上法要/期間中の祝・平日19:15~19:30に境内中央の放生池にて。
三谷正 Pixel Engine Ltd.代表
京都工芸繊維大学造形工学科卒業。PixelEngine Ltd.代表。
大量のプロジェクターやスピーカーを用い、その場所のキャラクターを〈空間〉として当該地域に立ち上げる。作品はプロジェクター数十台、数百メートルの規模を採ることもあり、システム設計、3DCG製作等自ら行う。
○Pixel Engine Ltd. https://www.p-e.jp