4月27日午後、満座大会(まんざだいえ)が無事勤まりました。これを持って西山禅林寺派の宗祖法然上人立教開宗850年の記念行事がすべて成就いたしました。大法要の最後を飾る法要だけに、たくさんのお坊様が出仕され、後門伽陀や礼文などの声明が法然上人をお祀りする御影堂に響き渡りました。御法主猊下は7日間の慶讃法要が無事勤められたことに感謝の意を述べられました。雨模様ではじまった御満座でしたが、法要の終わりの頃には雲間から差し込んだ光で木々の緑がきらきら光っておりました。法然上人が浄土宗を開いて850年。ここからまた新しい歴史が始まります。
写真/恩徳寺 猪澤良秀